後ろ向きな私の不妊治療

体外受精から妊娠中

弁護士ちゃん

気難しくって、気が強くって、思いやりがないと評判の法務部の女帝だった弁護士ちゃん。

そんな弁護士ちゃんと5年ぶりに再会した。当時独身だった弁護士ちゃんは、結婚して二児の母になっていた。

5年前38歳の誕生日当日メールが来たのは、通っていたエステからのみで、孤独感から吐くまで号泣したらしい。その後婚活を始め、半年で結婚、そこから弁護士ちゃんの激変が始まった。結婚相手は公務員、妥協した結婚だと思ってたが、旦那さんや義実家の優しさに触れて、自分が望んでいた以上の結婚だったと気付いたそう。たくさん愛情もらって、やっとまともな人間になれたのって笑ってた。

結婚前は愛されたいって思いが強過ぎて、必死に自分が優秀な人間だと誇示していて、一生懸命仕事すればするほど嫌われたって。弁護士ちゃんほど、優秀な人は中々いない。でも優秀だからって好かれる訳ではないのが、わからなかったらしい。本当に不器用な人だったんだ。

今の弁護士ちゃんは、優しくって明るくって、リラックスしていて、家族を大切にする素敵なママになっていた。アラフォーでここまで別人になった弁護士ちゃん、すげー。